4日間1200件ポスティングして本物の道具を集めた、地味なお話

こんにちは。きむらあつしです。

今日の改装作業はこんな感じに!

山野さんに手伝っていただいたおかげで、だいぶ作業が進みました。
多分、一人でやってたら、1日で終わらない…
こうやって助けていただけるのは本当にありがたいです…

山野さ〜ん、ありがとございます!

さて、今回は修行型ゲストハウスで欠かせないものについてです。
それは伊勢型紙の道具たち。
作業する当て場、小刀、ものさし、砥石など、今ではもう手に入らないものばかり。

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でもそれらがないと修行ができない。
きむらあつしは、どうやって集めたのか。
思い出しながら書きます。

『本物』にこだわる

実は、この修行型ゲストハウス構想を考えたとき、そんなに道具について考えていませんでした。
「まぁデザインカッターで彫ればいいし、当て場(職人が使う特殊な机)も新しく作ればいいや!」
ぐらいです。

でもそこで待った!をかけてくれたのは、倉敷の有鄰庵を創った方で、現在はゲストハウス開業合宿などを行なっている、アースキューブジャパンの中村さん

この構想を引っさげて、中村さんが主催する、ゲストハウス開業合宿に参加したんです。
自信満々で!
14633406 1869524693269110 7139206336302733069 oでもそこで言われたのが、

「本物じゃないと、こんよ」

という一言でした。
まがい物なんてどこでもできる。
本物だからこそ、価値がある。

まがい物なら、東京でも京都でもできます。
伊勢型紙の産地、白子だからこそ、本物ができるのに、それを提供できなくてどうするんだって話です。

道具は職人さんが使っていた、本物を使う。
これに気づけただけでもゲストハウス開業合宿に参加した意義がありました。

4日間で1200件のポスティング

でも道具なんて、すぐには見つかりません。
辞めたら、ほとんどの人は処分しちゃうか、市の施設に寄付しちゃいます。

そこで救世主が!川谷さんです!
川谷さんのお義父さんが紗張りという伊勢型紙を加工する職人だったことから、道具も一部残っていると聞き、訪ねることに…

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その会話の中で道具集めが難航していることを相談すると、

「ポスティングしたらどう?」
という一言。

確かに、職人がいた地域は限られてるから、配るのは容易だし、費用対効果高いかも!
ということで、年末年始にかけて、ポスティングをしてみました。

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4日間で大体1200件。
地図でいうと、この近鉄の線路から海側の地域です。

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11件の問い合わせと充分な道具

そうすると、配った当日に連絡がどんどん!
直接もってきてくださる方もたくさんいて…
「当て場は大きすぎて、処分に困っとったんさ〜」
「おじいちゃんので、だいぶ古いけど、もしよかったらもってって〜」
「この小刀、錆びとるけど、ええやろか?」

本当にありがたかったです。
道具集めが終わらないと開業できない!
ぐらい思っていたのですが、こんなに協力してくださる方がいるとは思っていませんでした。

伝統工芸って道具集めが1番重要なんです。
購入できないものもあるから。
捨てられたら、もうない。

各産地の若い人は、捨てられる前に救出して、後世に残してください!
絶対に役に立つ日がくるから!