地域に根付くということは、自分の行いが孫まで続くということ

こんにちは。
ハイブリッド職人、木村あつしです!

この週末は年に一回ある、伊勢型紙の大きなイベントがありました。
普段は職人の仕事場は見ることができないんですが、この時だけ特別!
職人さんの仕事場を見てもらいたいというのもあり、テラコヤ生を連れて回ったんです。
その時に言われた感想がちょっと気になったので、書き留めます。

職人と信頼関係を築けたのはどうして?

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とあるテラコヤ生からこんな感想をもらったんです。
『強烈に地元の人から可愛がられていて、ますますビジネスが広がりそうだと感じました!』
一緒に回っていたテラコヤ生からも
『職人さんからの信頼感があった』
って言われたんですよね。

これにはちょっと違和感があったんです。
もちろん2年半も伊勢型紙に関することをやっていれば、自然と親しくしてくれるようになると思うんです。
でもそれを自分で初めからできたかというと、そうではありませんでした。

自分の力ではなく、祖父の評判

信頼関係が築けた入り口はなんだったかなと思うと…
祖父の影があったからだったと思います。

というのも、職人さんと初めましてのときによく祖父の話をしていたんです。

職人「なんでまたこんなものに興味持ったんや?」
僕「いや、祖父が伊勢型紙の職人をしていて…」
職人「おじいちゃんの名前なんや?」
僕「寺井司郎です。」
職人「あぁ〜てらやんの孫か!」

僕の祖父も伊勢型紙の職人をしていました。
ただ僕が生まれると同時に辞めているので、もう27年前のことです。

ここで、もし僕の祖父があまり良くないことをしていたらどうなっていたか…
この初めの信頼関係も難しかったと思います。
でも祖父が職人として真っ当な仕事をしてくれていたがために、僕はとても心地よく伊勢型紙で仕事ができています。

祖父に直接言うのは恥ずかしいので言いませんが、祖父のおかげで伊勢型紙で、白子で生きているんです。

自分の行いは孫まで続く

その地域で生きていく、根付くってこういうことなんですよね。
自分の行なったことって自分の代だけでは終わりません。
その息子、娘、そして孫にも影響してくる。
良いことも悪いことも。

そう考えると、身が引き締まります。
僕がやっていることで、次の世代に迷惑はかけたくない。
むしろ
「木村くんとこの孫か!」
っていう良い意味で支えてあげたい。

自分の行いは孫の代まで続く
今、地域で頑張っている人たちはそれを考えながら仕事をすると、下の世代に良いものを残せるかもしれませんね。