全てにOKはしません!テラコヤを一緒に立ち上げる4つの条件

こんにちは。
ハイブリッド職人、木村あつしです!

テラコヤ伊勢型紙のおかげで、
「うちの産地でも!」
というお声がけを多々頂きます。

ただなんでもかんでも
「ええやん!!やろっ!!」
っていう感じではないので、ちょっと条件を列挙しておきます。

その土地でする意味って?

まずはこれです。
例えば伊勢型紙だと、そのテラコヤを東京でするとか大阪でするとか意味がわからないんですよね。
伊勢型紙をその産地の白子でやるからこそ意味があるのであって…

テラコヤの目的はその土地にその職人がいるという風景を残すことです。
そんな理由もあって、テラコヤ伊勢型紙のレイアウトも少し考えています。
例えば、伊勢型紙の制作に必要な作業台、当て場は窓際に並べています。

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なぜかというと、実際にそうやって職人さんが並べているからです。

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なぜ窓際で作業しているかというと、明かりとりという意味でしかないんですが、こういう職人さんが窓際で作業しているという風景そのものを残したいんですよね。

教室をちょっと…
みたいな話であれば、結構です。
勝手にやってください。
そんなものに興味はないので。

本物にこだわる

これも重要です。
うちであれば、作業台を大工さんに作ってもらって新調したり、作業に使うのは小刀ではなく、デザインカッターを使ってもらったり…
そのほか昔のものを使わず、今あるもので代用することは可能です。

でもそれをしてしまうと、その産地でする意味がなくなるんですよね。
使ってもらう道具は全て本物。

職人さんが使っていたものをそのまま使うからこそ、その世界にのめり込めるんです。
そしてその場での時間的価値も上がります。

残したいと思う若手がいる

テラコヤやりたいんです!
めちゃくちゃウェルカムです!

でもうちができるのはサポートだけです。
実際に物件探して、道具を集めて、組合、ベテラン職人さんとの交渉をするのは全てその産地の人です。
なので、どうしてもそんだけの体力、気力がいります。

60、70代でも頑張れる!
というのもわからなくもないですが…
今後のことも考えると、40代ぐらいまでの方がやりやすいかなと思います。

出口が見つかっている、もしくは探す

テラコヤは趣味の人たちを多くするのが目的ではありません。
職人の仕事に触れたい!という方や着物や浴衣好きで知識を増やしたい!という方も大歓迎ですが…
あくまで後継者育成が目的です。

しかし、人を増やすだけでは意味がないんです。

なぜその産業の後継者がいなくなったかというと、その産業の出口、要するに需要がなくなったということです。
となると、その需要がないと後継者を作っても意味がありません。

現在、需要がある状況、もしくはその需要を生み出せるぐらいの気合いがないと厳しいかと思います。

とりあえずはこんなところですかね!
もしこれを読んで、「テラコヤをうちの産地でも!」という方がいたらいつでも連絡くださいなっ!