テラコヤ 伊勢型紙

図工で「創る」のは大嫌い。でも空間で「創る」のは大好きになった

こんにちは。
木村あつしです!

今日は「創る」、「創造する」という行為についてです。

図工、美術なんて大っ嫌い!

中学校までは優等生という部類に入る人間でした。
小学校は全てが「よくできました」、中学の成績は最高のオール5。
(これって地域によって違うのかな?)
勉強はそれなりにできる人間だったのかなと思います。
ただその中で唯一嫌いだったのが、図工や美術といった類です。

なんでしょうね…
普通の勉強なら答えがあるのに、図工や美術は答えがない。
何をやっても自由だけど、それで点数がつく。
僕には全く理解ができない教科でした。

その頃から、「創る」という行為にとても苦手意識を持ってしまったんです。
絵を描けなんて僕にとっては地獄でしかありません。

『空間』を創るのは好きだった

にもかかわらず、なぜか大学は都市設計や建築を学ぶ学部に行ったんです。
今、思っても僕の行動は謎です。
アパレルなんて興味ないのに、就職したりね…

そこで受けたのが空間デザイン。
建築の設計の授業です。
これは僕にとって苦痛でしかありませんでした。
だって答えがないんだもん!!

その授業の中でとても印象に残っている課題があります。
それは美術館の設計。
東京にある、西洋美術館横の敷地を設定され、そこに美術館を立てるとなるとどんなものを提案するか?

僕が提案したものは

敷地の中心に縦10m×横8mの大ステージを50cmの高さで設置し、その周りに小さいステージ、中ぐらいのステージを1m〜3mの高さで設定した、屋外型の美術館でした。

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では、そこになにを展示するのか?
大道芸です。

設計をするとき、まずはその敷地、周りの環境を把握するため、実際にそこまで行きます。
僕ももちろん行きました。
そのとき、西洋美術館がある上野公園で見つけたもの。
それはたくさんの大道芸人がそれぞれの素晴らしい技をお客さんに見せていた光景でした。

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これをどうにかして美術館の展示品にできないか。
大道芸人がある一定の収入も得られる仕組みを作れないか。
大道芸人がお互い邪魔にならないようにするにはどうすればいいか。

その結果がこの提案になったんです。

ハード(建物)に力を入れたのではなく、ソフト(中身、内容)に力を入れてしまったんです。
授業の内容とはだいぶ離れてしまいました。
もちろん、ソフト面も重要なんですが、建築の設計授業としては、おいおい!土俵が違うぞ!という話なんですw

これをきっかけに、ソフトありきの設計課題を出すようになっていきました。
そうすると面白いことに中身を考えるのってすごく楽しくなってきたんですよね。
どうやって運営しようか。
どうやって人をうまく集めて、誘導しようか。
どうやって楽しませようか。
設計とはだいぶかけ離れていきました。

でもそれが良かったんですよね!
僕が好きな「創る」という分野は「空間」だということがわかったんです。

今まで図工にしても、美術にしても「創る」ことが嫌いだった。
そんな自分にも「創る」ことが楽しい分野があるんだって気づけたのはすごく嬉しかったです。

これからも「空間を創りつづける」

もちろん、僕が運営しているテラコヤ伊勢型紙も僕の空間に対する想いがいっぱい詰まったものになります。

本物の伊勢型紙の道具を使って、昔の職人をオーラを感じてもらって…
近所のおじいちゃん、おばあちゃんがお茶を飲みにきて…
同級生がアサリやワカメを持ってきて…
ラジオがずっと鳴っていて…

そして近いうちにテラコヤ伊勢型紙の周りに染め工房ができて…
服飾の工房ができて…
それがいつのまにか白子のまち全体の空間に色がついてくる。

まちづくりってしようと思ってするもんじゃないと思うんです。
こうやって核になるものがいくつかあって、地道に、じわじわと滲み出ていく出汁がまちづくりだと思います。

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今日のお昼にテラコヤで参加者さんと大学の友人とで、そうめん会をしたんです。
このときに思いましたよね。
あっ。この空間創り間違ってなかったって。
そんな空間を白子にたくさん創りたいな…

木村あつしは今後も空間を『楽しく』創っていきます。

あなたも好きな「創る」分野を探してみてください。