伝統工芸のトークン化

イケハヤさんの「伝統工芸のトークン化」を職人にもわかるよう解説してみた件

こんにちは。
ハイブリッド職人、木村あつしです!

http://www.ikedahayato.com/20171210/73499941.html

昨日のイケハヤさんのブログ…
実はイケハヤさん、伝統工芸に興味を持ってくれてるんです!
ここまで頑張ってきた側としてはめっちゃ嬉しいですよね!!

伊勢根付の梶浦さんもちょっと反応してますが…
多分、わかってないですよねww
職人にこの話を理解してほしいのに99%の人はわからないかと思います。
なので、ここで解説します。

人間が作るものの価値が上がる

イケハヤさんのツイートを引用します。

こういう経緯で伝統工芸の価値が上がるんじゃないかという話です。

機械化が進んでいけば人間が作るものの価値は上がっていくでしょう。
ましてや伝統工芸なんていうのは普通の人がすぐにマスターできない、「超人的な技術」の集まりです。
となると、伝統工芸の価値が上がるのは必然的ということですね。

これを踏まえて、イケハヤさんがブログで言及している、伝統工芸のトークン化の話を解説していきます。

伝統工芸のトークン化って?

まずトークンの話をします。
トークンとは簡単にいうと個人が発行できる仮装通貨になります。
仮想通貨とするとちょっとわかりにくいので、ここでは「配当金がない株」という表現をしておきます。

個人で発行ができるので、名前はなんでもつけれます。
「OSHIMA-TSUMUGI」とか「ARITAYAKI」とか「ISEKATAGAMI」とかね!

そして、伝統工芸のトークン化というのは、「伝統工芸の商品」の株を発行するということです。
会社が上場して株を発行するように、伝統工芸の商品を上場させて株を発行する感じです。

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トークン化することで生まれるものは?

イケハヤさんは

TSUMUGIを所有していれば、その作品を閲覧する権利が与えられます。美術館のチケット(会員権)みたいなものです。

と言ってます。

要するに商品の独自の株を発行して、その株を持ってる人は商品を観れますよ!触れますよ!ということです。

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そして、このISEKATAGAMIトークン(以下IG)の1IGの値段と発行数を決めておくとしましょう。
今回は例として1IGを1万円とし、5IGしか発行しません。
ということは最高でも5人にしか発行できないということです。
そこに6人目の「IGが欲しい!!」という人が現れます。
そうするとどうなるか…

所有者が売るということを行います。
要するに閲覧権を売るんですね。
そこでの値段は元の値段じゃなくていいんです。
2万でも、3万でも!

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発行者はその物の価値が上がり、所有者は儲けることができ、買った人は閲覧権を持つことができる。
発行者もIG所有者もIGを買った人も良い思いをするという、三方良しです。

またこんなことも言ってます。

この段階に至ったら「トークンを100%買い上げることで、その作品を所有できる」という選択肢を提供するのも面白いでしょうね。

これは面白いですよね!!
観て購入したければ、株を100%買い占めてくださいね!ということです。

今回の例の場合、5IGの発行ということなので、あと4IG集めれば100%の保有になります。
そのものを買いたいと思う人は残りの4IGを所有しないといけないので、他の所有者から買わなければなりません
もちろん売る値段はなんでもいいですよね!!

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結果として、「この物が欲しい!!」となった場合、合計、1万(初期のIG購入額)+11万(他者からのIG購入額)=12万で購入することができたということです。

トークン化が伝統工芸の適正価格を決める

これが積み重なれば、今、買い叩かれている伝統工芸の値段を適正な価格で売ることが可能です。
トークン化を行えば、顧客は世界中に広がります。
そうすると、欲しい人はこぞって買いに走ります。
その過程で価格の高騰下落はしますが、次第に安定していき、伝統工芸の価格が日本の基準価格ではなく、世界の基準価格で取引されます。

日本という市場で消耗しなくて良いんです。
トークン化で世界に売り込みましょう!!

とりあえず、「伊勢型紙が世界で初めてトークン化された伝統工芸だ!」という事実を作りたいので、現在、準備してます。
今週中にはちょっと形ができていると思うので、少々お待ちを〜

一緒にやってみたい職人がいたら、ぜひやりましょう!!
DMくださいなっ!!